最尤法の「収束」
最尤法では(対数)尤度が最大になる地点を探す。とはいうものの、実際の計算では最大になるところではなく、傾きがゼロになる地点を探している。傾きがゼロになると尤度が変化しない、その地点に達したら収束と判定しているのだ。
従って、変量効果分散が実は 0 でよいという場合、値の探索範囲の加減に「答え」があることになる。このとき、尤度の傾きはゼロにならない。しかし、尤度がそこが最大である(のかもしれない)。
こういうとき、完全に正常ではないエラーコード(収束状態)で計算が終了することになります。
その他、パラメータのいろいろな値で尤度が同じになってしまう場合、のエラーも考えられる。